前に来たボールのレシーブ

前にきたボールはあげかたの種類がいくつかあります。

おおまかに分けると

・走り抜けて取る
・ボールの下に潜り込むイメージで取る
・ワンハンドで取る
・フライングレシーブで取る

この4つのどれかで取ることが多いです。

上から順番に簡単→難しいという難易度になるので、順番に身につけていくイメージで練習してほしいなと思います。


走り抜けて取る

この動画のようにしっかりとレシーブする際の手と足が平行になったフォームのまま走り抜けるようにしてあげます。


上の画像のように壁パスのときのフォームの状態のまま前に走るイメージです。

走り抜けるときにはしっかりと自分の手の面をセッターの方向にむけた状態のまま走り抜けるようにしてみてください。


この走り抜けてレシーブするというプレーが上手くできない人の特徴として

✖身体が起き上がった状態で走り抜けている

✖あごがあがった状態で走り抜けている

✖手がだら~んと下がった状態で走り抜けている

✖手の面とつま先の向きとおへそがそれぞれ違う方向向いている

✖セッターの方向に手の面が向いていない


このような特徴があげられることが多いです。

上手くあがらないときにはこの特徴にあてはまってしまっていないか確認するようにしてみてください。

逆に上手くあげるために意識してほしいことは

ポイント

・手と足が平行になった状態をキープして走り抜ける
・あごは引いて上目遣い
・なるべく低い姿勢のまま走り抜ける
・手の面、目線、おへそ、つま先がセッターにむくようにして走る
・途中で止まらない(走り抜ける)

この5つのポイントをしっかりと意識するようにしてみてください。

ボールの下に潜るイメージで取る


滑りこむほどではないボールに対しては、ボールの下に腰を入れるようなイメージで潜り込んで取ると綺麗にあげやすいです。

ポイントは動画にもあるように、ヒザを畳んだ状態でレシーブをすること。

ヒザを上手く畳むことができないと、NG例のようにお尻が後ろに突き出たような状態でのレシーブになってしまい上手く上にあがりにくくなってしまいます。

画像のようにヒザをしっかりと畳んだ状態で止まってレシーブをすることで、余裕をもってあげることができます。

この際のポイントは

ポイント

・移動しているときに徐々にヒザを曲げてもぐりこむ
・腰&足をボールの真下にもってくるイメージ(手から追わない✖)
・あげる瞬間に曲げたヒザを伸ばすイメージ


全くやったことないという人はまずはボールなしの状態で形をつくるところからやってみてください。

ワンハンドで取る


続いてはギリギリのボールを取る際の取り方になります。

ワンハンド(片手)であげたあとに、横腹を床につけるようなイメージで受け身の姿勢を取ります。

この形の受け身は強打レシーブなどでもよく使われるのですが、横でボールを取った際に身体をガンっっっと打ち付けずにスムーズに滑りこむことができるのと、そのあとにすぐに立ち上がりやすい受け身です。

正面から見るとこのようなイメージで



やり方の順番としては
①ボールをあげる→②手→横腹→腰→足の順番で床につく(最後に上側の足を開くようなイメージでやってみるとやりやすいです)

クロスステップで足を交差させてしまうとあげにくいので、できるだけサイドステップで移動したあとにこの受け身をやってみるとやりやすいと思います。

ボールがきた方向と同じ方向の足を出す意識でやってみてください。右側にボールがきたら右足を1歩だす、左側にボールがきたら左足を1歩だすというイメージです。

ポイント

・下からすくいあげるイメージで
・あげたあとに横腹を床につけるようにして倒れ込む
・なるべくサイドステップで移動してあげる

フライングレシーブ


最後はちょっと難易度の高いフライングレシーブです。

フライングレシーブは両足を蹴って、手→胸→足の順番に床につくようにして飛び込むイメージであげるプレーのことです。

フライングレシーブをしながらあげる、というよりも、あげたあとの受け身としてフライングレシーブがあるので基本的にはあげたあとに飛び込むようにしてください。


高い位置から飛び込もうとすると怪我をしてしまったり、恐怖心が勝ってうまく滑りこめないことが多くなります。

また両手のひらを同時に床につけないと、片手だけに負荷がかかってしまい怪我をすることもあるので気を付けましょう。

慣れるまではちょっと大変です。

まだフライングレシーブができない人は、床に四つん這いになった状態から足を蹴り上げて胸から飛び込む練習をするようにしてください。

フライングレシーブができない人は

✖恐怖心で床を思いっきり蹴り上げれていない

✖高い位置からフライングレシーブをしようとしている

✖腕を空中で振ることができていない


このような場合が多いです。

フライングレシーブのポイントとしては

ポイント

・床を思いっきり蹴り両足が浮くような状態をつくる
・低い姿勢から飛び込む
・基本的にはあげたあとに飛び込むイメージ
・(フライングレシーブしながらボールをあげる際は)空中に滞在している瞬間に腕を振ってあげる


この4つを意識するようにしてみてください。