周りを気にせずに自分に集中する方法

例えば、ミスをしたあとに監督や仲間のことが気になったりすることはありませんか?どうしても顔色が気になってしまったり、自分が相手にどう思わずているか気になってしまうということはよくあると思います。

他にも練習中の他の人の態度や機嫌を気にしたり、「この行動したらどう思われるだろう」と思ってしまって怖気づいてしまうことなどもあるのではないのでしょうか。

そのような状態だとどうしても自分のことではなく、他人の視線や評価に意識がいってしまっている状態なので自分自身のことに100%集中することができなくなります。今回はそんなふうに周りを気にせずに自分に集中するために必要なことをお伝えしていこうと思います。

覚えておくといい2対6対2の法則


まず第一に他人の目を気にするのはムダなんです。いきなり何言ってんだよ~!と思う人もいるかもしれませんが、実はこれは私がなんとなく言っているわけではなくて、科学的にも証明されていることなのです。

2対6対6という法則があって、これはなにがあってもあなたのことを応援してくれる人が2割、どちらでもない人が6割、あなたが何をしようとあなたを嫌う人が2割いるという研究結果です。

他人の目を気にしてしまう人の多くはきっと「この失敗をしたらどう思われるだろう」とか「もしかしたら嫌われるんじゃないか」って考えてしまうと思うのですが、実はこれをどんなに考えても、逆にどんないい成果を出そうともあなたのことを嫌いあるいはあまり応援してくれない人は存在します。

芸能人とかを見てもこの法則はあてはまると思うのですが、どんな人気アイドルでも、どんなに優しそうな俳優さんでもアンチはいます。まさにこれが2対6対2の法則で、どんな一般的に見ていい人でも一定の人からは嫌われてしまうということです。

全員に好かれようとすると逆に苦しくなるのでいい顔だけしすぎないのも大事です。


まずはこの考え方を頭に入れておくだけでもずいぶんと心は軽くなると思います。

ちなみにドレスデン工科大学の研究では、その人のことを好きな理由は大体がみんな同じであることに対して、嫌いな理由は何通りもあったとのこと。つまりある人に嫌われないように行動したとしても、その結果違うある人には嫌われるかもしれないということ。これだとまさに無意味のエンドレスですよね。

なので、「誰かに嫌われないように」と思って行動してもどちらにせよ意味がないし、自分の行動に自信をもてなくなってしまうのでまずは「自分のことをよく思わない人もいるんだ」ということだけ頭においてください。

私の過去の失敗談


これは私の実体験というか、ひとつの失敗談でもあるのですが現役時代にめちゃくちゃ監督からの評価を気にしてしまう時期がありました。


1本ミスするたびに毎回監督のほうをチラ見して、ものすごくビビりながらプレーしていたのですが本当によくなかった。なにが良くなかったかというと(これは私の場合)

監督の評価を気にして良くなかったこと

①ミスするのがものすごく怖くなった
②試合ではなく監督の顔色のほうに集中してしまってた
③褒められるまで全く自信が湧いてこなかった
④怒られるたびに自信喪失していた


と、私の場合はこんなかんじで悪いことばかりで思い返してみればいいことなんてほぼなかったように思います。

そして、なにより分かったのが自分が指導者の立場になってみると選手が自分(指導者)の目や評価を気にしているのか、こちらの顔色を見ているのかってのは簡単に分かってしまいます。

その結果、「あの子は全然集中せずに顔色ばかり気にしてるな、しかも自信がなさそうだ」っていうように感じることが多かったです。

ちなみにサッカーの岡崎選手も同じようなことを言っていて、「認められたい」「気に入られたい」という気持ちが強くなりすぎると気持ちがブレやすくなるらしく

岡崎選手は

「僕は監督に信頼されようというふうには思わない。自分から監督を信頼する」

 

「人から認められたい、褒められたいっていう気持ちは、誰にでもあるじゃないですか。特に自分はメンタルが弱くて、人が言ったことをすぐに気にしてしまう ところがある。でも、最終的に判断しなければいけないのは、自分ですから。人の目や発言に左右されてやっていくのは、難しいかなって思う。だから人の目を 気にしないように、まずは自分から信じることから始めるんです」


と言っているのですが、まさしくこの通りです。他人がどう思うかは自分がコントロールできるものではないし、心配したところで何かが変わるわけでもないです。大事なのは、コントロールできない他人の評価や発言を気にするのではなく、自分で自分を信じることが大事!

人の評価や周りを気にしないためには

一番大事なこと

他人と自分を比較するのではなく、昨日の自分とを比較する


他人と自分は全くの別物だし、他人の全てが見えているかというときっとそうではないはず。でも、人間は自然と自分以外の人を羨ましくかんじてしまうことがよくありますよね。


でも、他人と自分を比べると違いなんていくらでもあるからキリがないです。


大事なのは、他人と自分を比べて勝っているかではなく、今日の自分が昨日の自分よりも1ミリでも成長できるかをまずは考えるようにしてみましょう。

まずはこれをルールとして自分に約束するところからはじめてみてください。


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