スパイクの助走、前傾できていますか?
スパイクを打つときに、「なんだかジャンプに力が入らない」「スピードに乗れていない」と感じたことはありませんか?
その原因のひとつが、助走のときに身体がまっすぐすぎる(=前傾できていない)ことです。
助走のときに体が少し前に傾いていると、前に向かう勢いが出て、そのまま大きくジャンプすることができるのです。
前傾姿勢ができているとどうなる?
助走のときに、身体が少し前に傾いていると…
- 前に進むスピードに自然と乗れる
- 助走の勢いをジャンプにそのままつなげられる
- 助走の最後に力を出しやすくなる
というように、ジャンプにもスイングにも良い流れを作ることができます。
前傾できていないとどうなる?
- 上に跳ぶだけの動きになって、前に進む力が出ない
- スピードに乗りにくく、ふわっとした助走になる
- 助走とジャンプがバラバラな動きになってしまう
パワーが分散されて、ジャンプ力が出にくいフォームになってしまいます。
どうすれば前傾姿勢になる?
前傾といっても、腰を曲げたり、上半身をかがめる必要はありません。
大事なのは、「走るときと同じように、少し体を前に傾ける」ことです。
助走で前傾を作るためのポイントは…
● 最初の一歩で前に押し出すイメージ
助走のスタートで足の裏で地面を蹴って、体を前に押し出すと、自然と前傾になります。
● 腕も一緒に前に振って、全身で前に進む
上半身と下半身がバラバラだと、力が伝わりません。
腕の振り(バックスイング)と足のステップを連動させると、より前傾が安定します。
● 顔を上げない
顔が上がりすぎてしまうと、体が立ってしまいます。
アゴはあげずに少し先を見るような目線で助走すると、自然に前傾の姿勢になります。
自分でチェックするには?
- 練習の動画を横から撮ってみる → 助走中、身体が前に傾いているかをチェック
- ジャンプ前にスピードに乗れているかを確認
- ふわっと助走していたら、前傾が足りていないかも!
まとめ:前に傾けて、前に進む力をジャンプにつなげよう!
スパイクの助走は、ただ走るだけではなく、ジャンプに力をつなげるための準備でもあります。
そのためには、身体をまっすぐ立てすぎず、少し前に傾けることがとても大切。
前に向かって進む勢いをつくることで、ジャンプの高さも、スパイクの威力も上がっていきます。
「足が動いているのに、ジャンプが小さい…」という人は、前傾できているか?をぜひチェックしてみてください。
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