踏み込み時の角度

スパイクの踏み込み、「角度」がうまく作れていますか?

スパイクを打つときのジャンプ。その前に行う「踏み込み」の姿勢は、ジャンプの高さやスパイクの安定感に大きく関係しています。

このときに大切なのが、体の角度です。
しっかりと体を沈めて、地面に力をためられる姿勢ができているかどうかがジャンプの質を左右します。

よくある間違い:「沈めていない」踏み込み

初心者に多いのが、踏み込むときに…

  • 膝がほとんど曲がっていない
  • 体がしっかり沈んでいない
  • ジャンプ直前でも体が浮いているような姿勢

こうした状態になると、地面をしっかり踏めなかったり、助走の勢いを止められず、ジャンプが浅くなってしまいます。

正しい踏み込みは「空気椅子」のような形

ジャンプ前の理想的な踏み込みの姿勢は、空気椅子に座っているような形です。

  • 少しだけおしりを後ろに引いて、体を沈める
  • 膝をしっかり曲げて、下半身に力をためる
  • 背中はまるめず、首や肩もつめないようにリラックス

このような姿勢ができていると、地面を強く押す準備ができ、高くて安定したジャンプにつながります。

初心者が意識するとよいポイント

ポイント①:「イスに座るつもり」で沈む
しゃがむのではなく、イスにちょこんと腰かけるような感覚で沈みましょう。
このとき、ひざを前に出すのではなく、軽くおしりを引くようにするとバランスがとりやすくなります。

ポイント②:ジャンプの“ため”をつくる
沈んだときに少しだけブレーキをかけるような感覚を持つと、体が安定します。
この“ため”があることで、次のジャンプ動作がスムーズになり、力強さも出てきます。

ポイント③:上半身はまっすぐに!
沈んだ姿勢からジャンプするときには、背すじをスッと立てるようにして、真上に飛ぶ意識を持ちましょう。
前に流れてしまわないように、ジャンプの瞬間は上半身が垂直に立っているのが理想です。

まとめ:しっかり沈んで、しっかり跳ぶ!

スパイクのジャンプは、「どれだけ跳べるか」だけでなく、「どうやって跳ぶか」がとても大切です。

体を沈めることで地面から力をもらい、
沈んだ勢いをまっすぐ上に変えることで、高さと安定感が出てきます。

「空気椅子のように沈む」感覚を身につけて、スパイクの質をグッと高めていきましょう!

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