かかとから踏み込む

踏み込みは「かかとから」が正解!

スパイクのジャンプ前に行う“踏み込み”。
このとき、つま先から地面につくのではなく、「かかとから踏み込む」ことがとても大切です。

でも初心者に多いのが、助走の流れのままつま先からふわっと踏み込んでしまうケース。
一見スムーズに見えますが、実はこれがスパイクのジャンプや力の伝わり方を弱くしてしまっていることが多いのです。


つま先から踏み込むとどうなる?

つま先からふわっと踏み込んでしまうと、こんな問題が起きやすくなります:

  • 地面からの反発がもらいにくくなる
  • 助走の勢いをブレーキできず、前に流れてしまう
  • 体重が乗り切らず、ジャンプの高さが出ない
  • 踏み込みが浅くなって、スイングのタイミングもズレやすくなる

つまり、「速く走ってそのまま跳んでいる」ような状態になりやすく、力強くジャンプするための“ため”が作れないのです。


「かかとから踏む」とどう変わる?

しっかりとかかとから踏み込むことで、こんな良い変化があります。

  • 地面を強く押し返せるので、ジャンプの力がアップする
  • 助走の勢いを一度ブレーキできて、踏み込みが安定する
  • 重心がしっかり下に沈むので、反発がもらいやすくなる
  • 体の上下動が大きくなり、ダイナミックなジャンプになる

この「かかとで“止まる”」という感覚があることで、ジャンプ前の“ため”と“キレ”が生まれ、スパイクの威力が一気に変わります。


意識すると良いポイント

はじめは難しく感じるかもしれませんが、次のようなことを意識すると感覚がつかみやすくなります。

  • 助走の最後の2歩で、足の裏全体でしっかり床を踏む意識を持つ
  • 踏み込む瞬間、「かかと→つま先→ジャンプ」と体重移動する流れをつかむ
  • 「止まってから跳ぶ」ではなく、「一度“ため”てから跳ぶ」感覚を大事にする

特に、「ジャンプが前に流れてしまう…」と感じている人には、かかと踏み込みがとても効果的です。


まとめ:跳ぶ前に、しっかり止まれるかがカギ!

スパイクで高く強く跳ぶためには、ただ勢いで跳ぶのではなく、
「しっかり止まってから、力を地面に伝える」ことがとても大切です。

そのカギが、「かかとから踏み込むこと」。
ふわっとつま先で跳ぶのではなく、地面を押し返す力をためる踏み込みを意識して、スパイクの質をグッと上げていきましょう!

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