壁パスの必要性
壁パスは壁に向かって一定のリズムでボールを当てる練習です。壁さえあれば一人でもできる練習で、直上パスと同じくらい基礎基本のつまった自主練習のひとつです。
壁パスは直上パスとは違ってボールを真上ではなく、前に運びます。この前に運ぶときの身体の使い方や体重移動の仕方を壁パス練習をすることで身につけることができます。
連続で、そして一定のポンポンポンというリズムでできることを目標にやってみましょう。
お手本動画
お手本動画注目ポイント
・壁の同じ場所に同じリズムで当て続けていること
・腕をあまり振っていないこと
・姿勢が崩れずにキープした状態になっていること
・腕の同じ場所にボールを当て続けていること
壁パスのコツ
壁パスをするときには次の4つのコツを意識するようにしてみてください。
壁パスのコツ
✅腕と太ももが横から見たときに平行になるようにする
✅姿勢をキープしたまま腕を振らずに体重移動でボールを運ぶ
✅ポーンポーンと高いリズムではなくポンポンポンのリズム(ポーンポーンという高いリズムでの壁パスは続けにくい)
✅壁の同じところを狙って見続ける
最初に書いたコツの、「腕を太ももが横から見たときに平行になるようにする」は下の画像のようなイメージです。
膝が曲がっておらずに腰だけが曲がった状態になってしまっていると、このように手と足が平行にならないので腰だけ曲がっているフォームになっていないかをチェックしながらやってみてください。
正しいフォームでできているなら、太ももの前あたりの筋肉がだんだんとしんどくなってくるはずです。翌日筋肉痛になったら正しいフォームでやることができていたと判断していいでしょう。
それから壁パスの場合には上にも書いたように、一定のリズムでやるというのがコツのひとつです。(心の中でポンポンポンと言いながらやってみるとやりやすいです)
壁にテープ等で印をつけておくと壁パスはやりやすくなるのでオススメです。レシーブは狙いたいところを見て、しっかりと目線を送ることも基本なのでその印を見ながらパスをするようにしてみてください。
壁パスよくあるミス
壁パスをやってみたけれど、なかなか上手くいかない、連続でできないという人は以下のよくある失敗例に当てはまってしまっていないかをまずは確認してみてください。
✖アゴをあげた状態でやっている
→直上パスと同様に、アゴを上げてしまうと手が下がって見えなくなってしまいます。アゴを少し引くようにして視野の中に手の面が入っている状態でやるようにしてみましょう。
✖足をそろえたり、横開きしている
→壁パスをするときには足を真横に開くのではなく、左右どちらかの足を前に出した状態でやるほうが続けやすいです。また足をそろえてしまうと上半身が不安定になってしまうので注意しましょう。
✖手を振ってばかりで体重移動ができていない
→壁パスはかかと→つま先という順番で前に向かって体重移動をしていくことでボールを安定して運ぶことができます。体重移動をせずに手を振ってボールを飛ばそうとしてしまうと上手く狙うことができません。なるべく手を振らずに姿勢を低くしたまま体重移動を行うイメージを持ちましょう。