直上パスのコツ

直上パスとは


直上パスとはその名の通り、「一人で真上にボールを上げ続ける練習」のことです。

これからバレーボールが上手くなるうえで、まず初めにマスターするべき基本練習が直上パスといえるくらいにとても基礎基本がつまった重要な練習です。

連続で落とさずに続けることが出来ることを目標にやってみましょう。

お手本動画

お手本動画注目ポイント

・膝を曲げていること
・腕をあまり降らずにボールを運んでいること
・1~2m以上ボールを上げていること
・その場からあまり動いていないこと

直上パスのコツ


直上パスをするときには次の3つのコツを意識してみてください。

直上パスのコツ

✅ヒザを曲げてヒザのバネ(曲げ伸ばし)を使ってボールを上に運ぶ

✅腕を自分の肩の位置よりも高く振らない

✅ボールの真ん中を手の面が捉えるようにする


直上パスでは、ボールを膝をつかって上げる感覚をつかむことがまずは大事です。

腕を振ってしまうとボールが真上に上がらずに、後ろにあがってしまいます。

また、ボールの真ん中をしっかりと捉えることができていないと左右あっちこっちにボールが飛んでしまうので「手の組み方・当てる位置」の記事で解説したように、しっかりと手の面にボールを当てることを意識してください。

自分の視野の中に手の面が常に入っている状態になっているかを確認しながらやってみるといいかと思います。

まずは10回目標にして、できるようになってきたら20回30回40回…と回数を増やすようにしてみてください。

目標はずっと出来るようになることです!安定して真上にあげることができるように練習を頑張っていきましょう!

直上パスよくあるミス


直上パスをやってみたけれど、なかなか上手くいかない、連続でできないという人は以下のよくある失敗例に当てはまってしまっていないかをまず確認してみてください。

✖アゴをあげた状態でやっている

→アゴを上げてしまうと手が下がってしまうので、ボールを触る瞬間にボールも手も視野から外れて見えなくなってしまいます。アゴを少し引いて視野の中に手の面が入っている状態でやるようにしましょう。

✖足を閉じてしまっている

→足を閉じた状態でやってしまうと体のバランスが上手く取れずに不安定になってしまいます。足は肩幅くらいに開いて、左右どちらの足を少し前に出すような形でやるようにしてみてください。

✖手を振ってあげようとしている

→手の力だけであげようとしてしまうとボールのコントロールが難しくなってしまいます。ヒザを曲げてボールを上に上げると同時にヒザを伸ばして、腕はなるべく真っ直ぐ1枚の板にするようなイメージで手を振らずにボールをあげるようにしてみてください。