ジャンプフローターサーブのコツ

ジャンプフローターサーブの打ち方

ジャンプフローターサーブとはその名の通り、フローターサーブをジャンプして打つサーブのことです。


ジャンプフローターサーブの打ち方にはいくつか種類があります。

打ち方のパターン①

トスを片手であげて片足で踏み切るような打ち方

有名な選手でいうと、元全日本代表の木村選手が打っているような打ち方です。


打ち方のパターン②

トスを両手であげて両足で踏み切る打ち方

有名な選手でいうと、石川選手が打っているような打ち方です。女子の全日本はこの打ち方を採用している人が多いです。

ざっくり分けてこの2つのどちらかでジャンプフローターサーブを打っている方がほとんどです。まれにトスを片手であげて両足で踏み切る打ち方をされている方もいます。
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最初にジャンプフローターサーブを身につけようとする場合には、いくつかの種類を試してみて打ちやすい方法を採用する形が良いと思います。


ジャンプフローターサーブは通常のフローターサーブよりもジャンプをするぶん、高さと助走の勢いが加わるため威力とスピードのある攻撃的なサーブを打つことができます。


ジャンプフローターサーブのコツ

ジャンプフローターサーブで意識するべきコツはまずはこの つです。

ジャンプフローターサーブで意識するべきコツ

・空中で身体を曲げない
・思いっきりジャンプしない(6割くらいのジャンプ)
・トスを前にあげて身体の前で打つ

ジャンプフローターサーブでは空中で身体のバランスを保たないと、ボールに上手く力が伝わらなくなってしまいます。また、着地したあとのバランスも崩れてしまうので空中で身体を曲げることはNGです。


空中姿勢を保つためにも、ジャンプしたときにどちらかの肩が下がってしまっていないかを気を付けながら打つようにしたり、自分でフォームの動画を撮ってチェックするようにしてみましょう。


それから、ジャンプフローターサーブは高い打点で直線的なサーブを打つとより効果的ですが、思いっきりジャンプをしてしまうとジャンプにばかり力が入り(助走の距離が短いぶん)、肝心の打つ瞬間に力が上手く入らなくなってしまいます。


なので、ジャンプフローターサーブを打つときにはMAXのジャンプをしようとするのではなく、6~7割程度の少し脱力したジャンプで打つようにしてみてください。


トスに関してはフローターサーブと同じように、安定して毎回同じにあげる能力が求められます。特にジャンプフローターサーブの場合にはスパイクと同じでかぶってしまうと威力が弱くなってしまうため、しっかりと身体の前でボールを捉えて打つようにしましょう。

両足踏み切りのジャンフロお手本動画



片足踏み切りのジャンフロお手本動画

ジャンプフローターサーブよくあるNG例


次にジャンプフローターサーブでよくやってしまいがちなNG例について解説をしていきます。


ジャンプフローターサーブが思うように打てないという人はこれからお伝えするNG例のどれかに当てはまってしまっていることが多いので、1つ1つチェックしてみてください!

✖トスが自分のほうにもどってきてかぶって打っている

→ジャンプフローターサーブでもフローターサーブでも、トスは自分の身体よりも少し前にあげるようにしましょう。自分のほうにトスが戻ってきて頭の真上でかぶって打ってしまうと上手くボールをヒットできなくなってしまいます。

✖ジャンプした後にトスをあげてしまっている

→基本的にはどんなサーブでも、トスをあげたあとにジャンプをします。ジャンプをしたあとにトスをあげてしまうとトスがほんの少しでもずれてしまった場合に対処ができなくなってしまうので注意しましょう。



✖落下しながら打っている

→ジャンプをして高い位置で打つのがジャンフロの基本ですが、そうではなくてトスの高さとジャンプのタイミングが合っておらずに最高到達点から落下してきて着地寸前で打ってしまっている人をよく見かけます。タイミングを合わせて高い打点で打つようにしましょう。

✖手首を巻いてしまっている

→フローターサーブと同じでジャンプフローターサーブの場合も基本的には無回転で打つほうがより効果的なサーブを打つことができます。打ったあとに手首を巻いて回転をかけるのではなく、手を止めるようにして無回転を狙って打つようにしましょう。

✖歩数が合っていない、ジャンプまでがスムーズではない

→ジャンプをするまでの歩数や歩幅、タイミングが合っていないとスムーズに打てません。最初から助走を長い距離でやってしまうと難しいので、慣れないときにはまずは1歩助走でジャンプして打つようなイメージでやってみるとやりやすいと思います。

✖打点が低い、ヒジが曲がっている

→トスが低くなって低い打点で打ってしまったり、ヒジが曲がっている状態だとネットにかかってしまうことが増えます。高い打点で打つことを意識してやってみましょう。