ブロックの構え方とステップ

ブロックの構え方


ブロックの構え方の基本としては、足は肩幅程度にひらいた状態でヒザを軽く曲げて腰を落とし左右に動きやすい体勢をつくります。手は胸のまえに軽く開いた状態で構えるようにすると、移動するときに腕の振りが上手く使えるようになります。


ブロックのステップ


ブロックの移動は普通に走るのではなく、基本的にはサイドステップかクロスステップを使います。しっかりとステップとステップ時の腕の振り方をマスターすることで、移動のスピードがかなり速くなるのでコツを押さえるようにしましょう。

サイドステップ


まず初めに、サイドステップのメリットとデメリットを紹介します。

サイドステップのメリット

・短い距離を移動する場合ははやい
・ボールから目を離さずに飛びやすい

サイドステップのデメリット

・助走がないため高く飛びにくい
・膝を曲げて飛ぶためタイミングが遅れることがある


基本的にはサイドステップは短い距離を移動する場合が多いです。ステップのやり方としては、進行方向の足を先に出すようにして行います。(右方向に動きたい場合には右足を1歩スライドさせる)。

このときに、横に移動した勢いで横に飛ぶのではなくしっかりとブレーキをかけて真上に飛ぶようにしましょう。


クロスステップ


次にクロスステップに移ります。クロスステップのメリットとデメリットは次の通りです。

クロスステップのメリット

・長い距離を移動しやすい
・助走をつけて飛ぶため高く飛びやすい

クロスステップのデメリット

・身体が斜めになりやすい
・慣れるまではステップが難しい


基本的にはクロスステップは長い距離を移動するときによく使われます。また、スパイクと同じような助走の形に必然的になるので相手とのタイミングも取りやすいです。

クロスステップは1歩目の足を交差するような形で移動します。進行方向とは反対の足(右方向に移動したいのなら左足)を交差させて、そのときに肘を折りたたんだ状態でバックスイング(腕の振り)をすることを忘れないようにしましょう。



サイドクロスステップ

次にサイドステップとクロスステップを組み合わせたステップを紹介します。このステップは移動距離が比較的長い場合に使うステップで、サイドステップ→クロスステップの順番で跳びます。

目安としてはコートの半分を移動する場合にはサイドステップ(1歩)+クロスステップ、それ以上移動する場合にはサイドステップ(2歩)+クロスステップの組み合わせで移動するとより素早く横移動することができます。