ここでは過去に配信したプログラム限定のコラムを載せています。プレーのコツとはまた別の上達するための大事な考え方なども載せているので参考にしてみてください!
過去コラムその①
自分で自分にレッテルを貼っていませんか?
例えば「自分は人見知りだから…」「自分は継続が苦手だから…」と勝手に自分で決めつけてしまった結果、自分でやらない言い訳を作ってしまうというのはよくあることです。
でも、そうしてしまうと結局変わらければならないところがいつまでも変われなくなってしまうんですよね。
自分はこうだから!と決めつけずに、自分の今のダメなところや苦手な部分を改善するために殻をやぶって全力で取り組むしかないです。
ほとんどの人がそれができずに自分のなかで「できないための・しないための言い訳」を作ってしまうのですが、めちゃめちゃムダです。正直。
考えて悩んで動けないよりも、まずはなんでも動いてみる・やってみる習慣をつけるようにしていきましょう!!
過去コラム②
「コートの中に生活の全てがあらわれる」これは私が昔、恩師に言われた言葉です。
バレーという競技で成果を出すにはバレーの練習だけをすればいいと思ってる人もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
例えば、私生活がガサツな人はプレーも雑になりがちだし、日頃からネガティブなものにしか目を向けない人はコートの中でも暗いです。
つまりバレーが上手くなって活躍したいと思うのなら、練習の時間だけを頑張るのではなく普段の生活から自分の弱点を克服するアクションをする必要があるということです。
ポジティブ思考、他人と自分を比べない、言い訳しない、伝え方を工夫する…それぞれいろんな課題があると思いますが、大事なのは普段から常に改善しようと意識し続けること。
少し大変だなぁと思うかもしれませんが、逆に練習の瞬間だけ意識するとなると後々大変になってしまったり信頼を失うので、ちょっときついと思うかもしれませんがやっていきましょう🔥
過去コラム③
多くの選手と関わっていて思うのですが、ほとんどの上手くいかない人は「やらない理由」ばかりに目をむけてしまっています。やらない理由って探すのは実はめちゃくちゃ簡単なんです
「時間がない」「やる気が出ない」「今日は疲れてるから」…など、人は基本的に言い訳の天才なのでやらない理由はすぐ見つかります。
じゃあ、そうやって常に逃げるのか?もちろん、そんなことしてる先に成長なんてないですよね。
大事なのは10個のやらない理由を見つけることより、たった1個の頑張る理由を見つけることです。
なんでもいいから自分が頑張れる理由を見つけることが、そのままモチベーションに直結します。
特に今はコロナやテスト期間などもあり、どうしてもやらない理由のほうに目がいってしまいがち。
でも、それをしていてもキリがないので常に自分が頑張る理由、やらなければならない理由に目を向ける習慣をもっていきましょう!
過去コラム④
「言葉を固定化するな」とこの前私の上司が言ってました。
それはどういうことかというと例えば、「私って人見知りなんですよね」というふうに自分自身で言葉を固定化して決めつけてしまうことです。
これって実は最強の言い訳する武器になってしまうんですよね。
この例だと、初めましての人と上手く会話ができなかったとしても「人見知りだから」と言い訳がすぐに浮かんでしまうんです。
恐ろしいですよね。成長しません。
言葉を固定化して言い訳することよりも、大事なのはできないことの原因をもっと細かく見ていくことです。
人見知りの例でいえば、目が合わせられないのか?最初に何の会話から入ればいいか分からないのか?必要以上に警戒心をもってしまうのか?緊張して頭が真っ白になるのか?などなど
いろんな原因が見えてきますし、原因が少しでも分かったら改善もしやすくなりますよね。
人は無意識に「自分は○○だから」と言ってしまいがちですが、実はそれって結構悪い癖だったりするので日常生活から意識してみましょう!
過去コラム⑤
「反省」と「後悔」の違いはなにか分かりますか?
反省というのは失敗したあと、次に同じ失敗をしないためにどうするべきかを考えること。
そしてなぜ失敗したのかをあとから冷静になって考えることです。
それに比べて”後悔”というのは失敗したあとにいつまでもクヨクヨと思い悩んでしまうことです。
反省する時間はすごく大切です。もちろん人間失敗したら落ち込んでしまいますが(私もめっちゃ落ちこみます笑)、クヨクヨしてしまったとしてもそこから反省に活かすことで成長できます。
バレーノートはそのためでもありますよね。
その日の練習で怒られたり、ミスをした瞬間は落ち込んでしまうと思いますが、あとから自分でしっかりと振り返る時間を持つことが大事です。
バレーノートを書くこともこうやっていろんな部分でつながっているので、それを頭に入れながら毎日の振り返りを行っていくようにしましょう!
過去コラム⑥
「頑張っても結果が出ないのは当たり前」なんです、実は。
ほとんどの人はとても真面目にコツコツと努力をすると思いますが、あるとき「こんなに頑張ってるのにちっとも成果が出ない」という壁にぶち当たります。
そこでモチベーションを失って自信を無くし、諦めてしまう人が多いです。
でもそれはあなたに才能がないわけではなく…
成長というのは実はそもそも、コツコツと積み重なっていくよりもある瞬間にボンっと上がることが多いです。(下のグラフのように)
なので、ある意味「頑張っていても結果が出ない」というのは当たり前で、努力を続けた先に一気に急成長できる瞬間があるってことなんです。
もちろん、100の頑張りをしているのに10の結果しか出ないとすごく不安になると思います。
ですが、その時期こそひとつの勝負なので、思うような結果が出ない時期でも根気よく諦めずに積み重ねていきましょう。
長いトンネルを抜けたさきに、明るい景色が待ってますよね。それと一緒です😊
過去コラム⑦
”自分のコントロールできないことは考えない”といつも言ってるのですが、具体的にどういうことが例としてあげられるか質問がきたので今日のコラムはそれについてです。
私が思う考えてもムダなことは
①過去のこと
②すでに失ってしまったもの
③まだ起きてもないこと
④他人の評価
⑤嫌いな人のこと
⑥人と自分の能力の違い
⑦他人を変えようとすること
だと思ってて(ざっくりと)、特に過去の失敗について何度も考えてしまってる人は多いなという印象です。
たしかに反省したり、過去の失敗をバネにするのは大切ですがずっと引きずってしまって悩むのは意味がないので、過去のことで悩むよりもこの先どうするかを考えるほうが大事です!
自分が考えて、行動してなんとかなることだけに目を向けたほうが悩みも減るので楽になりますよ!
今まさにやっちゃてるな~って人は、少し捉え方や考え方を変えてみてください!
過去コラム⑧
この前、身近な人から「きい、それは違うんじゃない?」と指摘されたことがありました。
その瞬間ってすこしムカってしてしまうんですよね。でも、それって違うなって痛感しました。
身近で仲が良い人だからこそ、普通は言いにくいことでもズバっと言ってくれたり間違えていることを指摘してくれます。
本当にそういう人は大事にしないとなぁと思って私自身も反省しました。
大人になるにつれて、自分自身に指摘してくれる人は少なくなると思います。みんな気を遣って言わなくなるんですよね💦
だからこそ、自分のために愛をもって言ってくれる人の存在はものすごく大事にしたほうがいいなって思います。指摘するのってめんどくさいし、嫌われるの怖いって思うかもしれないけど、でも愛情ですよね。
怒られたりすると嫌だなとか、ムカつくなって思うかもしれないけど、でも𠮟ってくれる人は貴重な存在です。大切にしていかなきゃですね…!
過去コラム⑨
日報を見てるなかで最近思うことなのですが、結構私のプログラムに参加してくれてる方ってストイックで真面目な方が多いので(それはめちゃいいこと)
だからこそ、結構みんなできたことよりも出来なかったことばかりにフォーカスしがちだなと思ってます。
もちろんプログラム期間でできないことをひとつずつできるようにしていくのは大事ですし、自分で気づいて改善しようとしてるのはものすごくいい傾向だと思います。
でも、だからこそ私はこのプログラム期間中にもっとできるようになったことにも目を向けてほしいなとも思ってます‥!!
できないことをひとつずつできるようにすることと同じくらい、できるようになったことを自分の中の確固たる自信に変えることはとっても大事です✨
最終的に試合でのピンチの場面に信じれるのは自分の中の自信なので、改善すべきことも目を向けつつ、なにがこのプログラム期間でできるようになったかについても少し振り返る習慣をもってみてくださいね!
過去コラム⑩
なりたい自分になりきることを私はなりきり作戦と呼んでるのですが…
それぞれ、自分の理想があると思います。例えばエースになる!とかスタメンとして自信もってプレーをする!とかとか。
そしたら今からでもいいのでその理想の自分の姿になりきって行動してみてください。
具体的にはエースになりたいのなら、練習で「自分がエースだ!」と思いながら練習する、一番トスを読んで、決まったあとにチームを盛り上げて、自信をもった表情でのぞむ…みたいなかんじです
私たちは日頃から自分の言動やレッテルに合わせて変化しています。だからこそ、嘘でもいいから演じる力ってものすごく大事なんです。
逆を言うと、「自分はどうせ下手だから…」と思ってその通り動いているといつまでたっても下手なままになっちゃうんです。不思議と。
ちなみにこれはスタンフォード大学という有名な大学でも研究結果として出されていて、一般人を囚人役と看守役にわけて演じてもらったとき、囚人役は精神病になるほど異常をきたしたらしいです…。なりきりって結構おそろしい…。
だから、まずは理想の自分になりきって行動してみましょう!!
具体的には、理想の自分や憧れの人が使いそうな言葉を使ってみることが取り組みやすいです✨いつもポジティブで自分を励ます言葉をたくさん使うこと。
そして理想の自分や憧れの人がしそうな行動をとること。私だったら憧れの先輩が毎日サボらず部屋で筋トレとストレッチしてたから同じ時間に一緒にするようにしていました。そんなかんじ!!
あとは鏡の前にたって今の自分の表情確認してみましょう!理想の自分、憧れの人はきっと自身があるいい表情なはず!✨
真似作戦みなさんも一緒にやっていきましょ~!!
過去コラム⑪
「成長」と「成功」という2つの軸をもって考えるようにしてみましょう。
試合に出ることや、勝つことはもちろん大事ですがそれは最終的に監督が決めること+対戦相手が絡んでくることなので自分ではどうしようもできないこともあります。
でも、じゃあ試合に出れなかったから全てがダメだったのかと聞くとそうではないですよね。
前までできるようになったことができるようになっていたら、それだけで素晴らしいことです。
そうやってひとつずつ成長していけば、もちろんスタメンや勝利にだって近づきます✨
練習では成功するために、つまり勝つためにやるのですが、ただそうなると以前のようにコロナでいきなり大会中止になったときに頑張れなくなりますよね。
でも、そこに「成長」という軸があれば「今の状況で自分にはなにができるだろうか」と考えることができるようになります。
こんなふうに成功と成長の2つの軸を持てるようになると、考え方や行動も変わってくるので意識してみてくださいね!
過去コラム⑫
他人と自分を比べずに、過去の自分自身を今の自分を比べることができていますか?
私たちは無意識に周りと自分を比べて、周りよりも勝っているところを見つけようとしたり、あるいは周りと自分を比べてしまって勝手に落ち込んでしまうことが多くなります。
でも、チームメイトやあるいはクラスメイトに全て勝っているということはないですし、他人と自分を比べたところで何かが生まれるかというと何も起きませんよね。笑
むしろ、変な根拠のない自信を持つことにつながったり、ただただ落ち込んでしまうだけです。
大事なのは、何度もお伝えしていますが他人と自分を比べることではなく、昨日の自分と今日の自分を比べてみることです。
昨日の自分よりも1ミリも成長しているなと感じたら、それは素晴らしいことですよね。そうやって自分のなかで着実と積み重ねていくことが自信にも繋がってくるので、皆さんも自分自身を向き合って日々を過ごすようにしてください✨
過去コラム13
ドラえもんの名言でこんな言葉があります。
「いちばんいけないのは、自分なんかダメだと思いこむことだよ」
私、この言葉いつもプログラムの生徒さんに伝えたいなと思っていました(笑)
いつも練習中に、たくさん失敗したり怒られることが多くて自信喪失したり、「もうダメだ…」と思う瞬間は結構あるのではないでしょうか?
もちろん、私もその経験があるので落ち込んでしまう気持ちは分かります。
ただ、怒られるのはそのぶん期待されているからですし(本当に諦めている選手に対しては監督も何も言いません)、失敗があるからこそそのぶん成功があると思います。
なので、自分のできなかった部分だけを切り取って、他人と自分を比べて落ち込むのではなく、少しでもできている部分や昨日より上手くいった部分にも目を向けて自信を持つようにしてみましょう。
思い込みの力は凄まじいので自分はダメだと思うと本当にその通りになります。ポジティブに物事を捉えていけるように今週も頑張っていきましょう!🔥
過去コラム⑭
夏も近くなってきて大会があるという生徒さんが増えてきた印象です‥!(コロナ等で中止にならないことを私も祈ってます…!!)
そんななかで試合で特に意識してほしいことがあってそれは「大会本番でなにか特別な意識をしたりしないこと」です。
やっぱり気合いがいつも以上に入ると思うので、大会当日にいつもは考えないような特別な意識をしたり、必要以上にいいプレーをしようと意気込んだり、あるいはミスがものすごく怖くなったりすると思うのですが…
大会は、なにかいつもと違って特別なことをしようとするよりもとにかく”練習通りにやる”ことを考えることが一番大事だと私は思ってます。
漫画ハイキューの中でも「いつも以上のことをしようとするから緊張するんや」というセリフがありますが、まさにその通りです。
だからこそ、試合での結果はその前の練習でどれだけ最高の準備ができているかにかかっています。
もし今、練習よりも試合がきついという選手がいれば少し危険です。
私は現役のときに「練習は常に頭も身体も試合以上にきつく。そして試合ではシンプルに楽にいこう」と言われていました。
今でも、この言葉はほんっとに大事にしているので、いつもの練習のときに試合以上に緊張する場面をつくったり、少しきついくらいの運動量をこなすように意識してみてください。
それだけでも自信がつくので、試合会場にいったときの心の持ちようが変わりますよ!!今週も頑張っていきましょう!
過去コラム⑮
最近聞いた話なのですが、ちょっと面白いな~と思ったことがあって…
同じ英会話でも、仕事で英会話がどうしても必要だから英会話スクールに通った会社員と、英語は全く分からないけど趣味で英会話を始めようと思った主婦だと、趣味で英会話を楽しんでいる主婦のほうが続くらしいんです。
ちなみに、この主婦の方は特に英語を使う場面はなく単純に”楽しい”からやっているだけとのこと。
これ、ものすごくバレーボールでも当てはまるなと思っていて…
どんな分野でも”楽しい”って最強の感情だと思うんです。
つまり、なにが言いたいかと言うと練習で怒られたり悔しかったり落ち込んりすると、どーしても楽しむ気持ちって忘れてしまうと思うんです。
試合でも、すごく緊張すると楽しむどころか表情が固くなってしまいますよね。
緊張したり、落ち込んだり、怖くなったりする場面は私もこれまで何度も経験してきたのでものすごく気持ちは分かるのですが…
とはいえ、そんな中でも今バレーを続けてるのはこれまでどこかで純粋にバレーボールという競技そのものを”楽しい”と感じた経験があったからだと思います。
その感情を忘れないでほしいんです。
特に試合なんて、ほんとに楽しんだもの勝ちだと思います。実際、楽しいって思うと笑顔が増えるので流れも自分のチームにきやすくなりますし、変な緊張もとれて余裕が生まれます。
なので、大事な試合での23-23のような緊張する場面で毎回私は「やべーー!バレーボールってこの場面がいちばん楽しい!!」って思うようにしてた時期がありました。
そしたら嘘でも心にちょっと余裕が生まれます。みなさんも真似してみてください。実際に叫んでみてもいいかもしれません(笑)
過去コラム⑯
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怪我との付き合い方
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競技を長く続けるとき、どこかのタイミングでなにかしらの怪我と付き合うことが出てきます。
SNSでは深く話していなかった気がするのですが、コラムでは詳しく話そうと思います。
まず私は過去に肩の負傷で腕が上がらなくなったこと、慢性的なジャンパー膝による膝の痛み、腰の痛み、ふくらはぎの痛みで走れない、突き指…などを経験してきました。
怪我は大きくわけて2種類あって
試合や練習中にいきなり起きた突発的な怪我と、日頃の疲労がたまって起きた慢性的な怪我があります。
まず、突発的な怪我を予防するためのポイントとして私が意識していたのは
・アタックラインより前で誰かが滑ったらそこにはトスをあげない(汗で床が濡れていて危ないので)
・ネット際のプレーは必ず着地を意識する。無理はしない。
・人とぶつからないように声を出す
・アタック練習をする際にはボールがネット付近に来ていないことを必ず確認する。
・サーブ練習も同様にボールが来ていないことを必ず確認してジャンプフローターを打つ
とこのへんです。
逆に慢性的な(疲労の積み重ねで起きる)怪我を予防するためには
・お風呂には必ずつかる
・練習後と入浴後には必ずストレッチ(筋肉を伸ばすだけではなく揉んでほぐす)
・痛い部分はアイシングする
・整骨院にかよう
などなどです。
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痛みの記録もしておく
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高校時代、毎日必ず選手は「健康ノート」を書くように指示されていました。
これは痛い部分があったら1~3で痛みのレベルを自分で記録しておくノートです。
基準としては
1…痛みはあるが練習には支障ないレベル
2…少し我慢しながら運動できるレベル
3…運動ができないレベル
うろ覚えですが、ざっくりこんなかんじで痛みレベルを判断します。
数値として記録しておくことで、以前よりも痛みがなくなってきたのか?悪化してきたのか?が分かるようになります。
それからこの健康ノートは毎日先生に見せるのですが、数値を書いておくことで痛みがひどい場合には練習を控えることもできます。
もちろん、皆さんの場合はこの健康ノートのシステムはないと思うのですが、自分で記録しておくと自己管理もしやすくなるので非常におすすめです。
また、「痛いんですけど無理して練習すべきか?」といった内容の質問もよくもらいます。
痛みは自分しか分からないので自己判断が基準にはなると思いますが、スポーツをするうえでは多少の痛みを抱えながらすることが多くなります。
なので、痛みはあるけど練習に支障がなければやっていいかなと思いますし練習やプレーに支障がありまくりなら、控えてもいいかなと個人的には思っています。
1つの参考にしてみてください!
過去コラム⑰
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審判を味方につける
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3周連続で社会人バレーの大会に出場、そして外部コーチやっているチームの総体も始まりバレー三昧の7月です。
今日のコラムは審判を味方につけることについてお伝えしていこうと思うのですが…
バレーの試合って結構判定がムズかしい部分が多いじゃないですか。
アウトかインか?ネッチはどっちがしたか、ワンタッチはあったかなかったか…などなど。
判定がムズかしいからこそ、審判に対してアピールすることもあると思うんです。
「え、今のアウトだったじゃん!!」とか「ネッチしてないし!」みたいな。
結構あるあるの光景ですよね。
これやりすぎは良くなくて…
結論から言うと、審判への”過度な”アピールは最終的にまわりまわって自チームを苦しめることが多いです。
なぜかというと、審判も人間ですから「今の判定はこうだったでしょ!!💢」って態度をされると審判が内心ムカついて相手チーム寄りの判定になることが増えるんです。
(もちろん全審判がというわけではないです。ですがそういった傾向にあります)
で、過度なアピールをして審判をイライラさせてしまった結果、試合終盤の「絶対にこの1点は取りたい!」って場面でアウトっぽいボールがイン判定になったり、ワンタッチを見過ごされたり…
そういった運に見放されてしまうことがよくあるんですよね。
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試合中に感情的にならない
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じゃあ、どうすればいいのか?
際どい判定が出たときにアピールは一切してはいけないのか?と思うと思います。
ベストはアピールは1回で終わらせて、判定がくつがえらない場合にはさっさと次のラリーに集中するのが一番いいと思ってます。
アピールを過度にして審判を逆なでしたり、試合の流れを止めるのはもったいないので。
どうしても判定に納得がいかない場合にはコートキャプテンが審判に対して「今のはどういう判定だったのか?」と聞きにいく権利があるので、キャプテンが行くのがベストです。
よくあるのが、審判の変な判定にイライラして過度なアピールをした結果、感情的になりすぎたせいで自分の集中力が切れたり、ミス連発してしまうことがあるのでそれは避けておきたいですよね。
審判の判定に対して感情をもっていかれないようにすることは意識するようにしてみてください。
それから、審判に対して「さわやかな挨拶」をするのって結構大事だったりします。
私は中高キャプテンだったので、最初に必ず審判と握手をするのですがこれでもかってくらい爽やかな笑顔で挨拶をします。
審判も人間なのでやっぱり態度がいいチームに判定が寄ったりすることがあるんですよね。
審判に対してさわやかな挨拶、ぜひ意識してみてほしいです。
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この話の本質
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今日は審判のことを例にお話ししましたが、これってバレーに限った話ではありません。
人間ですから、ムカつくな~とかなんやそれ~って思うことって沢山あると思うんですよ。
ただそのときに一時的な感情だけで行動するのではなく、どうしたら長期的に自分に対してメリットがあるか?まで考えることができると生きやすくなります。
バレーを通してそのあたりも学ぶことができたら、かなり賢く生きていけると思うので意識してみてください!✨
死ぬほど今週も暑いですが頑張っていきましょう🔥🔥
過去コラム⑱
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チーム内での役割を考える
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私の過去話をします。
中学高校と両方キャプテンをやっていたのですが、中学時代の私のキャプテンとしての姿と高校でのキャプテンとしての姿は実は違います。
中学時代はというと、とにかく嫌われてもいいから思ったことはバンバン言うような
チームの中で間違いなく私が1番誰かに注意をしているようなキャプテンでした。
たまにイライラしすぎて八つ当たりみたいになってしまうときもありましたが(←そこは反省)
分かりやすくいうと、後輩からはちょっと怖く見られるようなキャプテンだったと思います。
なぜこうなったかというと、私以外にビシッと注意ができる人がいなかったからです。
なので内心言いたくないけど言わないとなぁ~って思いながら注意してたのが中学時代。
では、高校時代はどうだったか?
高校時代は私よりもかなりハッキリと物を言う同級生が多かったので
私はどちらかというと話を聞いて、フォローしてあげるタイプのキャプテンでした。
もちろんビシッと言うこともありますが、中学時代よりは確実に少なかったと思います。
私まで厳しく注意をしてしまうと、チームの雰囲気が崩れると思ったからです。
ほぼ全部の先輩が怖いって後輩からするとやりにくすぎるじゃないですか。
だから、中学時代と違って高校時代はフォロー側にまわろと考えたんですよね。
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どう立ち振る舞ったら組織がうまく回るか
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ここで伝えたかったのはキャプテンは怒ったほうがいいのか?とか寄り添うほうがいいのか?とかではなく
チーム全体のバランスを見て、自分はどう接してどう動けばいいかを考えるということです。
チーム全員がなにも誰にも注意できない状況ってヤバいし
逆に上級生全員がガミガミ言うのもちょっとしんどいですよね。
なので、今のチームってこういう役割の人がいないなと思ったら自分がその役割になってみる。
するとかなりチームの中で重宝される存在になります。
例えば役割として
・ハッキリと誰かに何かを言える
・誰かに寄り添ってあげるのが得意
・後輩の面倒みがいい
・誰かが揉めたときに仲裁に入れる
・ムードメーカーになって盛りあげれる
・常に高いアンテナで気遣いある行動ができる
などなど…
今のチームにもっとこういう人がいればなぁ~と気づくことができたらチャンスです。
気づいたら自分がその役割をこなせるように意識してみてください。
もちろん失敗してOK。難しいことですがやってみること自体に価値がありますよ!
頑張っていきましょう🔥
過去コラム⑲
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表情を意識してみよう
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昔からよく韓国アイドルのオーディション番組を見ていて、最近もまた新しく見ているのですが
その中で審査員がアイドル候補生に対して
「どうして自信がなさそうにしているの?自信なさげだと魅力的に見えなくなるよ」と言っていたシーンがありました。
これってなにもアイドルに限った話ではなく、バレーでもものすごく同じだと思うんですよね。
プレーのレベルが同じくらいでも、自信がある表情でプレーをしている選手と自信なさげにしている選手では絶対に自信ある人を起用するはずなんです。
自信なさげにしているとなんだか監督としても不安になってしまいます。
…ちなみに、プレー中のメンタルって表情から影響を受けることもすごく多いんですよね。
笑顔でハツラツとした表情だと自信をもってプレーができるし、眉間にしわを寄せてこの世の終わりみたいな顔をしていたらいいプレーはできない。
練習をしていると表情まで気を遣うことはなかなかできない人も多いのですが、まずは形から入ってみることもすごく大事です。
自信があるかないかをごちゃごちゃ考えずに、まずはとにかく「自分はできる!やれる!」と思いながらキリっとした表情を意識してみてください。
表情を意識してみるだけでも、案外プレーが良くなることってありますよ!
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細かいところまで案外見られているもの
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表情のことをお伝えしましたが、練習中も試合中もプレー以外の細かいところまで案外見られているものです。
上手くなるために、よりいい評価をもらうためにはバレーの技術面だけを頑張るのではなく
・表情やオーラ(自分はできる!という自信があるオーラ)
・目をそらさずにうなずきながら聞いている
・ミスしたときに下を向かない
・仲間の目を見てコミュニケーションを取っている
・ミスを誰かのせいにしていないか(していると態度ですぐ分かるものです)
・考えてプレーしているか、何も考えずにやっているか(これも見ていると分かる人には分かります)
・ボソッと話さずにはきはきと話しているか
などなど‥‥
プレーの技術だけが評価されるわけではなく、チームスポーツなのでこういった部分も見られていることが多いです。
プレーがどれだけ上手くてもチームの雰囲気を乱したり、暗い雰囲気や自信なさげだと起用したいと思われなくなってしまいますからね。
(話が戻りますが)アイドルでも、いくら歌やダンスが上手くても上に書いたようなことが出来ていない人はデビューが出来ないのではないでしょうか。
バレー以外のことでも共通している気がします。
ぜひ日頃の練習から気をつけてみてください!
補足するとこういった表情や仕草、オーラはバレーの時間だけではなく、日常生活から意識しないとこれらは変わってきません(なぜなら私がそうだったので)。
なので日頃から意識を変えてみてください!✨
過去コラム⑳
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空気を読むのも大事
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1つ全員にお伝えできてなかったことがあるな~と最近気づいたことがあったので、今日はそれを共有していきたいと思います。
よく私は「遠慮せずに自分からガツガツ行こう!!」とお伝えしています。
なぜなら、他の人に譲ってばかり、体育館のはしっこにいって目立たないところにいてもなかなかチャンスを貰うことができないからです。
チャンスをもらうためにも、自分からアピールできるときには前に前にいってほしい!と思っています。
(ここから先がお伝えできてなかったことなのですが…)
ただ、チームスポーツなのであくまで”チームの輪を乱さないでガツガツ行く”ことが大事です。
私も失敗したことがあるのですが大事な試合直前に、ユニフォームメンバーではない私が積極的にコートに入りすぎて練習していて怒られたことがあるんですよね。
当時は「私だってアピールしたいのに…」と思っていたのですが、今考えてみるとたしかにチームのための行動はできてなかったな~と思います。
試合前はチームとしては試合に出る人が優先して練習しないといけないですからね。
自分の立ち位置を考えて、その中で全力でアピールすることが大事で、それをミスってしまうと仲間から悪く思われてしまうこともあります。
じゃあ結局なにが正解なのか?
当時の私(スタメンではない、ユニフォームもらえてない)のときは
・スタメンチームが休憩しているときにコートをたくさん使って練習する
・声で存在をアピールする(ガツガツ声を出してチームの輪を乱すことなんてない)
・自分の役割(球拾い、審判等)もアピールと思って全力でこなす。
・バレーノート等の提出物もアピールと思って、上手くなりたい気持ちをアピールするために考えて書く
・なんでも1番に動く。雑用も練習も。
などなど。
ガツガツしすぎて怒られた経験をふまえて、チームの輪を乱さないで、自分ができるアピールをやっていました。
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簡単じゃない。でもネガティブにはなるな
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スタメンじゃない、ユニフォームももらえていない時期のアピールが正直一番大変です。
スタメンになってからのほうがやっぱりアピールはしやすくなりますからね。
ただ大変だけど、続けていれば絶対にチャンスは来ます。
上に箇条書きで書いたことをずっと実践するのは大変でした。
「こんな頑張って意味あるんかいな~」って何度も思いましたね。私も。
でも絶対に誰かが見ています。あなたの頑張りを仲間や、監督や、家族や、バレーの神様は見ているし、頑張っている自分を一番見ているのはあなた自身です。
簡単じゃない。簡単じゃないけどネガティブになる必要はありません。
「これやって意味あんのかなー」「こんな自分が試合に出れるのかなー」って思った瞬間に、オーラや表情が変わってしまいますからね。悪い方向に。
「チャンスが来るまで根気よく続けてみよ」って思ってやってみてください。
成果を出すには人によってはたしかに時間がかかることもある。でもやり続けていれば絶対に好転します。
頑張りましょう!
過去コラム㉑
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面白いと得をする
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オモロさって結構大事だなぁと私は思っていて
というのも
・努力をたくさんして
・日々真面目に生きて
・周りに指示をして
っていう人ってやっぱり他の人からすると少し”近寄りにくさ”を感じさせてしまうことが多いんですよね。
真面目すぎることも短所になることは多々あって
頑張っているのになかなか周りがついてこないリーダーの場合はその真面目さがあだになっていることが多いなという印象です。
中学生のときの私がまさにそうでした。
後輩からするときっと近寄りがたいような人だったでしょう…。私は。
きっと皆さんも経験あると思うのですが
”普段は会話していて面白い人だけど、やるときはビシッとやる人”ってもうめっちゃ人望獲得できるんですよね。
もちろんこれはバレーに限った話ではないとおもいます。
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面白くするためには?
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じゃあ面白くするためにはどうすればいいか?
まずあまり良くないのが
・人のことを批判する(容姿否定など)
・自虐ネタ(いつのまにか自信無くしがち)
になるのでこの2つはやめてほしいなーと思ってます。
逆にやりやすいのは
・リアクションを大きくしてみる
・話題を普段から集めておく
この辺はやりやすいかなと思うのでぜひやってみてほしいです。
最初は気の利いた言葉を言って人を笑わせるのも結構難しいですからね💦私も昔は苦手でした。
あとは自分が思う面白い人を観察して真似してみるのはかなりおすすめです。
私が知ってる面白い人の共通点があるんですけど、面白い人ってほとんどの人が”お笑い番組をよく見てる”んですよね。
で、オモロい友達が言ってたんですけどお笑い番組を見てるとなんとなく自然とボケとツッコミのタイミングがわかってくるらしいです。
そんな副産物があったとは…!ってかんじですね。
バレーの話から少しズレてしまいましたが、面白いと人間関係良くなることって非常に多いです。
誰かと会話するときもあまり堅苦しくなりすぎないようにしてみてください✨️
過去コラム㉓
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努力したぶん自信をもつ
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昨日のグループzoom質問・相談会でも少し話したんですけど、自分が努力してきたことや頑張って取り組んできたことに対してしっかりと自信をもつのって超大事なことなんですよね。
良くも悪くも、せっかくすごく頑張っているのに自信をもつことができていない人が多くてもったいないなーと感じています。
いつかのコラムでも書きましたが、結果ってめちゃくちゃ不確かなものなんですよ。
自分以外のいろんなこと(対戦相手の強さ、監督の機嫌、天気、仲間のコンディションなど…)にめちゃくちゃ左右される。
だから結果がでたか、でなかったか”だけ”で自信をつけるのって間違っていると私はずっと考えています。
それまでの過程がすごくよかったのに対戦相手がむちゃくちゃ強くて負けて自信をなくすのも違うと思うし
それまでの過程がダメダメだったのに対戦相手が弱くて自信をもつってなると少し違うじゃないですか。
あくまで結果は副産物ですからね。頑張った先についてくるだけのもの。
勝ったか?負けたか?で自信をもつのではなく、”自分がそれまでやってきたこと”に対して自信をもつようにしてみてください。
「これだけ毎日一生懸命に取り組んできたんだから、本番も大丈夫」
「誰よりも努力して、誰よりも練習をしたんだから私はできる」
こんなふうに、自分のやってきたことを信じてあげること。
せっかく頑張っているのに、他の人に負けないぐらいやっているのに、そんな自分を信じてあげられないのはもったいないじゃないですか。
謙虚でいることと、自己肯定感が低いのはまた別ものです。
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自分はできると絶対に思う
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それから自信をなかなか持てない人は、「こんな自分がいいのかな…」「どうせ私なんてなぁ…」というような思考になっていることが多いです。
挑戦する前から「自分なんて…」とネガティブになっていても、そりゃあ良いことは起きません。
つい最近読んだ「ドラゴン桜」という漫画でも、「自分は運をもっていると思え!!」と学生に言っているシーンがあったのですが
「自分は運がある」「ラッキーな人間だ」って思わないとそもそもチャンスすら気づけないこととかあったりするんですよね。本当に。
できると思えばできることって案外たくさんあります。自分は運をもっている!と思うと、本当にラッキーな出来事がおきちゃったりもします。
自分でちゃんと自分の可能性を信じること。自分で勝手に自分の価値を下げないこと。
勝てるまでやり続ければできます。できる。できる。大丈夫!!
1日何度もそう言ってみてください。がんばろう🔥🔥
過去コラム㉔
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強豪チームの裏側
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今日のコラムはいつもと若干テイストを変えてお送りしていきます。
高校生のとき、よく大学のトップチームやVリーグの実業団チームに遠征に行っていました。
で、遠征に行って体育館に入ると分かるのですが強いチームって
”スクリーンに10秒前の映像が流れる”ようになってるんですよ。
簡単に説明をすると、プロジェクターとビデオカメラを使って数秒前のプレーをスクリーンに写して見れるようにしてるってわけです。
他にもすごい装置があって、”観客の声を流せる装置”があったりするんですよね。
ボタンを押すと観客や応援の声が体育館に流れるので、試合本番にめっちゃ近い状況で練習ができるってわけです。
めっちゃ便利ですよね(笑)
高校生のとき「すんげぇぇ」と思って見てました。
もちろん実業団はお金があるからこういった装置を用意できるわけですが、ここで言いたいのはなにかというと
プロ選手ですらも
・自分の動きを動画で見返しているし
・より試合に近い状況で練習している
ってことなんです。
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装置はなくても真似できる
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もちろんさきほどお伝えした装置は用意できないと思います。
ですが、プロジェクターやスクリーンがなくても家や公園でボールを触っているところを撮影することはできますよね?
試合のとき親御さんに頼んで撮影してもらうことだってできるし
”観客の声を流せる装置”はなかったとしても、自分で緊張する場面を想定しながら練習をすることはできる。
自分なりに考えて工夫をしてみることが、上達するうえではものすごく大事なんです。
トップレベルのチームがなぜプロジェクターや観客の声が流れる装置を使っているか?
それは”より成果を出すためにはどうすればいいか”を考えているから、そういった装置を取り入れているわけです。
考えもなしに装置をテキトーに買っているわけではないんですよね。
ですから皆さんも常に”より成果をだすためにはどうすればいいか”を考えながら取り組んでみてください!
過去コラム㉕
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対戦相手より優位に立つ
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梅雨ですね。最近ずっと雨な気がします☔
さて、夏が近づくにつれて大事な試合が控えている人が多くいると思うので試合で使えることをシェアしようと思います。
私は高校3年間は県内大会では1度も負けたことがありません。
そんないわゆる強豪校でも「なんかやりにくいなぁ」と感じる対戦相手っているんですよね。
そういう学校(チーム)の特徴はなにかというと
「試合の主導権をにぎられる」ことです。
例えば
・まぐれでも狙ってでもとにかく1点でも取ったらどんちゃん騒ぎ
・声でものすごく圧をかけられる
・こちらの渾身の一撃が効いてる気がしない
とこんなかんじです。
実力的には圧倒的に自分の学校が上のはずなのに、主導権を握られると非常にやりにくく感じます。
やっぱり点を取る度に騒がれるとやりにくいし、渾身のドカンと真下に打つ一撃に対してひるんでないとちょっとビックリするんですよね。
さて、なにが言いたいかというと…
「実力が劣っている場合でも主導権は握れる」ということです。
先ほどお伝えしたように、死ぬほど喜んだり、声で相手に圧をかけたり、相手の凄いプレーにひるまないことが大事です。
対戦相手だって人間です。同じ世代です。
なのでどんなに相手が強かろうがひるまずに、なんなら当たって砕けろぉぉぉぉ!!くらいのパワーでいったほうが勝てます。
勝負に絶対はないので、相手のペースを乱して自分たちの流れに持ってくるのが大事ですね。
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これができると重宝される
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と、ここまで対戦相手より優位に立つ方法をお伝えしましたが、これができる選手は圧倒的に重宝されます。
理由は2つ
・なんだか強そう(できる奴)に見える
・チームの中心になれる
からです。
実力がなくても1点取ったらもう飛び跳ねて喜ぶ
相手に声でプレッシャーをかけられる(〇番マーク、次絶対フェイントしてくるよ!、ライト絶対ないよ次レフトしかないよ!など)
相手のスーパープレーに対して驚かず「今のはいいよ!切り替えよ!」ってすぐに言える
こういう選手がコート内に1人でもいればめちゃくちゃ心強いんですよね。
プレーの実力をつけるのは人によっては少し時間がかかりますが、今日お伝えしたことはやろうと思えばできることだと思います。
今日お伝えした3つのことを意識して、ぜひ練習のときからやってみてください。
過去コラム㉖
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手よりも足が重要
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今日の日曜日コラムでは、技術的な部分のことをお伝えしていこうと思います。
バレーボールって手でボールを操るスポーツなので、ものすごく手にばかり意識がいってしまいがちです。
ですが、手よりも実は足の動きのほうが重要なんですよね。
これはスパイク、レシーブ、トス、ブロック、どの動作でも言えることです。
スパイクはまずボールの下に対してしっかりと入りこんで助走してジャンプすること。
レシーブやトスもまずは足を動かしてボールの落下点に入ること。
ブロックも素早く判断して相手のトスに対して追いつけるように移動をすること。
このようにどのプレーもまずはしっかりと足を動かしてボールの下に入り、その後にやっと手の動き(スイングやレシーブの面を作ることなど)が重要になってきます。
ですが、多くの人がプレーが上手くいかなかったとき手の動き(上半身の動き)ばかりを気にしてしまうんですよね。
もちろん、上半身の動きが悪くてうまくいかないこともあると思います。
ですが、まずはそもそもボールの下に入れていたか、足を使ってプレーが出来ていたかをチェックするようにしてみてください。
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上手いチームを観察するときも一緒
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これは上手い選手や上手いチームを観察するときも一緒です。
観察するときに手の動きや、ボールを触る瞬間ばかりに注目してしまいがちですがそれだと✖です。
上手い選手や上手いチームほど、コートの中で常に足が動いているんですよね。
地面とキュッキュッっと蹴るような足音が常にコートの中で鳴っている。
なぜ常に鳴っているかというと、ボールを触っていない瞬間もしっかりと準備の動きやカバーの動きをしているからです。
対して、強くないチームほど足音が聞こえずに足が動いていません。
上手い選手を見るとき、ただなんとなく見るのではなく一度足の動きに注目して見るようにしてみてください。
それから、最近いろんな選手を見ていて思うが近距離の移動なのにクロスステップで足を動かしてボールの下に入ろうとする選手が多いです。
ですが近距離の場合にはサイドステップのほうが早いのと、足を交差してしまうと身体をその後向けるのが大変になることもあるので、1,2歩しか動かないような近距離の横移動はなるべくサイドステップを使うように意識してみるといいと思います😊
今週も頑張っていきましょう!
過去コラム㉗
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捉え方で成果は変わる
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なにが起きたのか?よりも、起きたことに対してどう捉えるか?のほうが大事だと私は考えています。
同じ出来事でも、人は1人1人性格も育ってきた環境も違うので、捉え方も様々です。
例えば、ぶち抜けて成果が出ている人を見たときに
「すごい!でも自分には無理。私には関係ないことだわ」と思うのか
「悔しい!失敗しろ!粗探ししたろ!」と思うのか
「すごい!よし!自分も目の前のこと頑張ろ!」と思うのかで
結果が変わってくるんですよね。
他にもなにか厳しいアドバイスを受けたときに
「あんな言い方しなくていいじゃないか!」と思う人と
「いや、でも、だって、できないもん…」と思う人と
「期待されてるからこそ言われたんだな」と思う人では
次の行動も変わってきますよね。
つまり、何事も自分の捉え方1つで良くも悪くもなるものなんです。
これはバレーに限ったことではありませんね。
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悪い方向に流されない強さをもて
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昔と違って、今はSNSを見ると本当に多くの意見を目にします。
批判的な意見も多いのです。
人間は基本的に誰かの愚痴や不平不満を言うのが好きなので、SNSによってはマイナスなことばかり書かれていることもあります。
SNSだけではなく、リアルな世界でも不平不満や愚痴ばかりいう人はいるでしょう。
そんなとき、悪い方向に流されてしまわないようにすることが大事です。
どうしても捉え方をミスってしまうと、「あの人もあんな不平不満を持っているんだ!じゃあ自分も…!」ってことになりがちなんですよね。
人間、良くも悪くも流されてしまう生き物です。
そして物事に対しての捉え方が悪い人も多くいます。なんでもネガティブに捉えてしまう人もいます。
ですが、そういった捉え方を自分がしないこと&悪い捉え方をしている人に流されないようにしてください。
物事には必ずネガティブな側面とポジティブ側面があるので、できるだけポジティブな部分を見つけるようにしていきたいですね。
何が起きたかより、どう捉えるかで人生は変わります。
それでは今週も頑張っていきましょう!😊
過去コラム㉘
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なにが出来ないのか細かく分析する
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最近読んだ本の内容がよかった&バレーボールにおいても重要なことだなと思ったのでシェアします。
ちなみに最近読んだのは「解像度をあげる」という本です(小中学生には少し難しいかも)。
めちゃめちゃ分かりやすく言うと、画像にモザイクがかかってたらそれが何の画像か分かりにくいですよね?
でも解像度をあげてきめ細かく鮮やかな画像になれば、細かい部分まで見えるようになる。
このように物事を細かく見えるように理解を深めていくのが大事ということです。
では、バレーボールに置き換えます。
よく「サーブができません」「メンタルが弱いです」という相談をDMでよくもらうのですが、これだとぼんやりしているんですよね。
モザイクがかかった状態と同じです。
もっともっと細かく分析して、何がどうできていないのかが分からないと、何を意識して練習すればいいのか分からなくなります。
では、どうやったら細かく分析することができるのか?
一番簡単なコツは「なぜ?」を繰り返しながら考えていくことです。
例えば、、、
「サーブができない」
↓
「なぜ?」
↓
「体重移動ができていないから」
↓
「なぜ、体重移動ができない?」
↓
「体重移動する感覚がイマイチ分からない」
↓
「どうやったら感覚つかめそう?」
↓
「まずはボールを投げる動作をやって体重移動の感覚つかもうかな」
こんなかんじで「なぜ?」と問いかけながら考えていくと、物事を細かく分析しやすくなります。
とはいえ、「なぜ?」と聞かれて分からないこともあるでしょう。
ということは、そこでつまずいている証拠なのですから、それを人に聞けばいいだけです。
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細かく分析できたらあとはやるのみ
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こういう話をすると、いつまでも分析ばかりしたり、考えすぎて分からなくなって結局行動に移すことが出来ていない人をよく見かけます。
自分で「なぜ?」と問いかけて考えることは大事ですが、ポイントは
・ある程度細かく分析できたらあとはさっさとやる
・考えても分からないことはさっさと聞く
この2つです。
先ほどの例だと、細かく分析して「体重移動の感覚つかむためにボールを投げからやろう!」と分かったらもうさっさと練習する。
「どうやったら感覚つかめそう?」って聞かれて分からないなら
「どうやったら感覚つかめると思いますか?」って人に聞く。
考えて考えて考えまくって動けないのもダメなので、つまづいたらすぐ人を頼るようにしてみてください。
過去コラム㉙
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無意識のうちに自分を下げない
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自己肯定感がめちゃくちゃ低い人をよく見かけます。
(※自己肯定感とは自分でありのままの自分を認めること)
バレーボールってどうしてもミスが多いスポーツですし、指導者から厳しく接してもらうことが多いので自己肯定感が下がること本当に多いんですよね。
私も「自分はきっとなにをしてもダメな人間なんだ…」と自分のことがすごく嫌いになった時期がありました。
そうなってしまう人の特徴として、本人も気がつかないうちに自分で自分の価値を下げてしまっていることが多いんです。
例えば「自分なんて~…」とすぐに人と比較をしたり、良い部分には一切触れずに悪い部分ばかり反省をしたり、寝る前にダメだったなぁなんて思い込んだり。
こういう思考のクセがついてしまうと、自分にいつまでも自信が持てなくなってしまいます。
それだと、当然試合でいいプレーって発揮できないですよね。
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使う言葉や考え方を変える
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精神的に安定している人って、やっぱり普段使っている言葉や考え方が良いんですよね。
例えば先ほどの例を、精神的に安定している人はどう考えるか?
「自分なんて○○だ」と否定的に思うのではなく「自分だからこそ○○ができる」と思うようにする。
ダメな部分だけじゃなくて、自分にしか出来ないことや自分の長所を見つけるといった部分ですね。
それから、脳はその日の最後の記憶を強く記憶するんです。
つまり「今日はダメだったなぁ」と思いながら寝ると、それだけで否定的なことばかり脳が記憶してしまいます。
だからこそ、寝る前には肯定的なことを考えるようにしてみてください。
「あれができたな、これが上手くいったな」「明日も頑張ろう」と思うことができれば最高です。
どうしても上手くいかないときは最初に述べたように、自分で自分の価値を下げてしまったり、悪い部分にばかり目がいきがちです。
ですが、調子が悪いなと感じるときこそ使う言葉に気をつけてみたり、自分の考え方に気をつけてみてください。
メンタル面で調子のムラを出さないためにもとても大事なことです!意識してみてくださいね✨😊
過去コラム㉚
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強みを磨くことの大事さ
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日々、一生懸命取り組んでいる人や真面目な人ほど自分に厳しくなりすぎてしまい”自分のできていないこと”ばかりが目につきがちです。
たしかに、出来ないことを1つずつできるようにしていくことって超大事。
ただ、それよりももっと大事なのが自分の強みを磨くことだと思っています。
少し昔話になりますが…
私は中3のときに運よく、県の選抜メンバーに選ばれました。
当時は、スパイカーもセッターも、どこのポジションもそこそこ50点ぐらいに出来た私。
でも、私はその選抜メンバーでは結局スタメンになれませんでした。
どうしてなれなかったのか?理由は明らかだったんですよね。
それは「全部50点で、突出した武器がないから」。
蓋をあけてみると突出した武器を持っているメンバーが起用されていたんです。
これ当時の監督さんにも言われました。
正直、これを言われて心底悔しかったことを覚えています。
悔しすぎたので県外のレベル高い高校でスタメンとって日本一なったるからな!見とけよ!!と思っていましたね…(笑)
ちなみに選抜で一緒だった子が、今年2名ほど全日本に選ばれてました。今考えてみるとそれも良い経験だったなぁと。
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1つでも80点が取れたほうが起用される
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チームでブロックが弱いからブロックを強化しよう、レシーブ強化しよう、ってなったときに選ばれるのって、全部50点の選手よりも、ブロック80点、レシーブ80点の選手なんですよね。
もちろんチームのバランスを整えるために、まんべんなくこなせる選手を起用することもありますが、やっぱり突出した武器があるほうが強い。
だからこそ、自分の強みや得意なプレーを磨くことはめちゃくちゃ大事です。
「今はまだ得意なプレーないし…」と思っている人もいるかもしれませんが、その場合にはチームとして今何が足りていないのか、どんなことが求められているのかを考えてみましょう。
レシーブ得意な人がチームに少ないのなら、レシーブ枠を狙いにいったりするのもアリですね。
それに武器はプレ―以外でも十分に作れます。
「この選手が入ったらチームが盛り上がる!」「この選手は的確な指示が出せる!」そう思われる人になるだけでもチャンスは多くめぐってくるものです。
ムービーメーカーになること、声掛けをすること、声を出せる選手になること。
このあたりは意識するだけで変えられますし、武器にもなります。
自分の弱点や苦手なことを改善していくことももちろん超大事ですが、自分の強みや武器はなにか?
そちらにも目を向けるようにしてみてくださいね!😊