暗記のNGについて
成績が思うように伸びない人はNGな勉強法をやってしまっていることが多いです。しかも部活で忙しい人がせっかく勉強時間をとって勉強しているのに、成績が伸びないNGなものをやっちゃっていると何も理解したり覚えられないままになってしまいます…。
勉強で良い方法ってたくさんあるんだけど、NGなものを知らず知らずのうちにやってしまっている人めちゃくちゃ多い!まずはNG勉強法を覚えておこう!
NGその1
まとめノートはつくらない
まとめノートを作って綺麗にまとめたい気持ちはわかります。ただ、これめちゃくちゃ非効率です。時間がかかりすぎるからです。
基本的に暗記は「短い時間にいかに多くの情報に触れるか」が大事なのですが、例えば英単語にしても何度も何度も繰り返し触れていくことで記憶が脳に定着していくと言われているのに対して、まとめノートはめちゃくちゃ時間かかるし、全部の情報を1回しか見ていないし、作って満足しちゃうことがほとんどです。なので全部1からまとめノートを作るというのは絶対にやめましょう。
どうしても何かにまとめないと覚えれないという人は、教科書やプリントの隅っこにメモしてまとめるようにするといいよ!
NGその2
覚えきるまで問題を解かないこと
これ結構やってしまっている人多いのですが、暗記事項を全部覚えてからその確認として問題演習にうつろうとするのは非効率なので絶対にやめましょう。
「覚えないことには問題そもそも解けないです」と思う人もいるかもしれませんが、解けなくていいんです。そもそも問題は解けないことに意味があります。勉強はそもそも間違った数ぶんだけ覚えると言われています。
基本的に脳は思い出そうとしたときに記憶が定着すると言われています。つまりたくさん教科書を何度も音読しているときよりも、問題を解いて一度脳に入れた記憶を出そうとしているときに記憶になるのです。
問題を解くから記憶に定着するからこそ、「全部覚えきるまでとかない!」というのはめちゃくちゃ非効率な勉強法で逆に覚えることができません。どこまで覚えているかを確認するようなつもりでまずは問題を解くようにしてみましょう。
NGその3
ひたすら書いて覚える
これも本当にやめたほうがいいです。暗記はさっきも言ったように、情報にいかに何度も触れるかというのが大事です。でも、書くってなるとものすごく時間がかかります。
書くのではなく、音読することで覚えましょう。例えばまずは「織田信長」という人物を覚えたいとします。そしたらまずは「おだのぶなが」と3回くらい音読して、音が頭に入った状態で文字を書きましょう。
基本的に人間の覚える順番というのは「言葉を話す→文字を書く」という順番です。
赤ちゃんもそうですよね。赤ちゃんは最初に言葉を覚えて、それから文字が書けるようになります。いきなり書いて覚えるというのは非効率だから、まずは発音して音で覚えて、そのあとに書いて漢字やスペルを覚えるようにしてみましょう。
部活生の勉強効率テクニック
部活生は忙しいし、どうしても勉強に身が入らなくなってしまうという人が多いです。でもだからこそ効率的な勉強方法を身につけることができれば時間がなくても上手く成績を伸ばすことができます!さっそくやってほしいテクニックを紹介していきます!
テクニックその1
暗記はまとめて一気にせずに回数をこなすことを重視する
暗記を効率よくするためのコツとして、何度も繰り返し学習して脳に定着させることが大事です。
じっくりゆっくりと読んでも一回触れただけでは絶対に人間は忘れてしまいます。有名なもので「エビングハウスの忘却曲線」というものがあるけど、人間は復習をしないと学んだことをすぐ忘れてしまう生き物です。
だからこそ、覚えるためには短時間でいいから繰り返し繰り返し学習していくことが大事です。
そしてこの繰り返し学習することにも、部活と勉強を両立させるうえでテクニックがあります。それはスキマ時間の活用です。
ただ「スキマ時間」と言われても、そもそもどこがスキマ時間なのか知らない人も多いと思います。ここでは実際に私が勉強にあてたことがある時間をいくつか紹介していきます。
スキマ時間とはこんな時間!
・登下校の時間
・授業の合間の休み時間
・トイレ
・お風呂
・歯磨き
・食事中(これは家庭のルールにもよるかも)
例えば、授業の合間の休み時間だけでも1時間、トイレも10分間、お風呂も30分、歯磨き5分、食事や登下校の時間などいろんなスキマ時間を合わせると大体1時間半から多くて3時間ぐらいになる人もいると思います。
このスキマ時間を上手く利用して繰り返し暗記物に触れて学習していくことが大事です。
スキマ時間を活用する方法としていくつか紹介するとするならば
スキマ時間活用法
・常に単語帳や小さい参考書を持ち歩く
・家のドアやトイレなどに付箋を貼って覚える
・お風呂などの声を出していいところで音読して覚える
(防水単語帳などを買っておくと便利)
・通学中は動画の音声などを聞いて耳で勉強する
・授業後の3分間だけはその授業の復習時間にあてる</p
などなど、日頃忙しくてなかなか勉強時間がとれなくても上手くスキマ時間を活用することができれば学習時間は確保できます。それに例えば、トイレに英単語を5個貼っておいて1日4回トイレに行くとします。そしたらその5つの単語に1日のなかで4回覚える回数があるわけだから、繰り返し学習が自然にできて記憶に定着しやすい。
他にもスマホの待ち受け画面を変えたり、参考書を持ち歩かなくてもスマホの中に英単語のアプリなどを入れて学習することもできます。
ただし、ひとつだけ注意点。睡眠時間は削らないこと!睡眠時間が確保できないと部活してもすぐ疲れるし、授業も眠くなってしまうから睡眠はしっかりととるようにしよう!
さてさて、次のポイントに移ります
テクニックその2
授業用のノートにメモ欄をつくる
授業を受けているとノートをとると思います。このときほとんどの人が黒板に書かれたことだけをノートに書いていると思うのですが、もっと勉強を効率化したいのならいい方法があります。
それはノートの3分の1のスペースに先生が言っていることをメモしていくこと。
3分の1のスペースは少し広いように感じるかもしれませんが、ここに板書以外のことをどんどんメモしていくことで理解が深まりますし、復習で見返したときに「あの授業のときか!」と思い出しやすくもなります。
そしてこの方法を実践するときには自然と聞き漏らさなように集中力も上がるので、眠気防止対策としても効果的な方法のひとつ。さっそくノートに線を引いてやってみましょう!
さて、次のコツ
テクニックその3
寝る前の5分間だけでいいから暗記する
暗記のベストタイミングは夜と言われていて、その理由としては睡眠中にその日にあったことが脳のなかで整理されて記憶として定着されるからです。
ちなみにせっかく夜に暗記しても寝る前にスマホをいじってしまうと、余計な情報が入りまくって覚えた内容が抜けていくので暗記したあとはすぐに寝るようにしましょう。寝る前のスマホは睡眠の質を下げるとも言われていつので部活にも逆効果ですよね。
ちなみに最強に効率をあげるのは、夜に暗記をしたものを朝にチェックして復習すること。これで通常の2倍は学習効果があがります。声に出すだけでも、朝の歯磨きの5分だけでもいいので復習する時間をとるようにしてみましょう。
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